周りの期待に応えるために決めた志望校

現在高校3年生の和幸君(仮)は中2の時に、志望校を自宅から近い高校に決めました。
その地区では成績上位の人がその高校に進学することが多く、両親が望んでいることもあり和幸君もなんとなくその高校を志望校にしました。
和幸君は中学で成績がもともと上位でしたが徐々に下がってきて中3の春から両親と相談して家庭教師を頼むことになりました。
自分の意見をあまり言えないタイプの和幸君にとって、当時大学1年生で和幸君と年齢も近く穏やかな家庭教師の先生は、和幸君にとって兄のように思えたようです。
家庭教師を始めてから少しずつ学校の成績が上がっていきました。

しかし、何度か受けた模擬テストでは志望校判定は厳しいものでした。
和幸君はその高校に絶対に行きたいという気持ちはありませんでしたが、学校や両親からの期待を感じて志望校を変えたいとは言えません。
自信を持てない状態で受験の直前の模擬テストは当日体調不良で休んでしまいました。
不安を抱えたまま入試を迎えた和幸君でしたが結果は見事合格でした!

高校の授業スピードが速い

高校受験が終わり家庭教師の指導も終了。
気持ちを切り替え高校入学後のことを前向きに考えていた和幸君でしたが、進学後に待っていたのは現実は厳しいものでした。
授業レベルが高く授業スピードも速いため、和幸君は少しずつ授業についていくので精いっぱいで徐々に自信を失っていきました。
そして高校入学後1か月ほど経過したころから、朝になると体調が悪くなり学校を時々休むようになりました。
学校を休みがちになると、たまに授業に出てもついていけず学校がつまらなく感じてしまいます。
結局夏休み前にはほとんど登校できなくなってしまいました。
夏休みから再度家庭教師を頼んで挽回を試みましたが、もともとその高校に執着を持っていなかった和幸君のやる気は失われたまま。
出席日数の関係で進級が危うくなり、高2になる時に単位制の高校に転校しました。

 

高1の夏から高3の今に至るまで家庭教師は続けていて、高校受験の時に指導した家庭教師の先生が大学4年生になった今も和幸君を担当しています。
私は先日高1の夏以来久しぶりに和幸君に会いました。
高校入試の前に何度か和幸君とは自話をしたことがありましたが、高1の夏に会った時は和幸君はほとんど話をしてくれませんでした。
でも先日合った和幸君は少し明るく話すようになっていて私も安心しました。
今は大学受験に向けて家庭教師の先生と一緒にマイペースで勉強を頑張っています。

これから和幸君は周りの意見ではなく、自分の考えで進路を見つけてくれることを信じています。